台湾日酸 頭份・台南両倉庫が行政院環境保護署より各賞受賞

「地域連携防災組織 運用優秀賞」と、「連携防災組織 実地訓練優秀賞」を受賞

 日本酸素ホールディングスの台湾事業会社である台湾日酸股份有限公司(以下:台湾日酸 董事長兼総経理:梅津 公洋)は、台湾の行政院環境保護署より、頭份倉庫が「地域連携防災組織 運用優秀賞」を、台南倉庫が「連携防災組織 実地訓練優秀賞」を受賞した。

 半導体産業の目覚ましい発展を背景に、台湾では原材料となる様々な化学品の種類及び消費量が急激に増加している。現在台湾政府はこの状況を踏まえ、それら対象品の輸送・貯蔵・消費などあらゆる取扱いの規制強化を進めている。

 そうした経緯のもと、行政院環境保護署(EPA)および地方政府環境保護局(EPB)が主体となり、その基本となる法律「毒性及び関連化学物質管理法」の啓発活動の一環として、2022 年 11 月 29 日台中市のTruelove Garden Hotel(台中臻愛花園酒店)にて「2022 年度全国環境事故事例検討会」が開催され、これら化学品を取扱うおよそ 200 社が招致され、その冒頭での表彰式において、台湾日酸は以下の 2 賞を受
賞し、それぞれ盾を受領した。

頭份倉庫:「地域連携防災組織 運用優秀賞」(6地区において 17 社が受賞)

 行政院環境保護署(EPA)は、「毒性及び関連化学物質管理法」及びその関連法の規制強化に伴い、取扱いに係る業者に対して異常発生時に、関連する各社で連携して十分に対応できるよう、必要な備品と人員体制を整えること、知識を習得することを要求している。頭份倉庫は、長年の材料ガス取扱いの経験をもとに綿密に立案したそれらの計画を確実に実行したことが評価された。

台湾日酸頭份倉庫が受賞した「地域連携防災組織 運用優秀賞」の賞状
頭份倉庫が受賞した「地域連携防災組織 運用優秀賞」の賞状

台南倉庫:「連携防災組織 実地訓練優秀賞」(5 地区において 27 社が受賞)

 地方政府環境保護局(EPB)では、同関連法の規制強化に伴い、地方組織が管轄する各地において「非常時想定訓練」を詳細な予告なしに実施し、各社による防災組織の連携状況や各構成員の対応の質を評価しており、台南倉庫はその訓練で優秀な成績をおさめた。

台湾日酸台南倉庫が受賞した「連携防災組織 実地訓練優秀賞」の盾
台南倉庫が受賞した「連携防災組織 実地訓練優秀賞」の盾

 台湾日酸は、日本酸素ホールディングスグループの台湾におけるエレクトロニクス事業を担う事業会社であり、特殊ガスの安定供給のため、頭份および台南に倉庫を配置し、サプライチェーンを構築している。

 日本酸素ホールディングスでは、特殊ガス事業部物流部門の最重要項目である遵法・保安活動に今後も鋭意取り組むとともに、このような高い評価を受けた台湾日酸の保安管理能力を貴重なリソースとして、より多くの顧客へ安全・安心を届けるため、引き続き努力するとしている。