日本エア・リキード、2024年4月出荷分から産業ガスと医療ガスを値上げ
電力料金と運送料金の変動を反映する市況変動制を継続
日本エア・リキードは2024年4月1日出荷分から、各種産業ガス及び医療ガスの販売価格を改定する。対象製品は、①酸素、窒素、アルゴン、水素、ヘリウム、二酸化炭素と、②一般産業ガス・医療ガス・混合ガス(シリンダー、LGC)。
同社はこれまでも、エネルギー価格・原材料価格の高騰、ドライバー人件費・輸送費の上昇による液化ガス製造・配送にかかる費用が増大する中、価格改定を実施していた。
その後も円安傾向や国際情勢の不安定化の継続によりエネルギー・原材料価格は引き続き上昇基調にあることに加え、2024年4月から働き方改革関連法施行により運送ドライバーの長時間労働規制が強化されることにより、さらに物流費は高騰している。
日本エア・リキードでは、引き続き電力料金及び運送料金の変動を反映し、透明性のある価格を設定した市況変動制を導入、「今回の価格改定が高品質な製品とサービスを安定的にお届けするために必要な施策であることへのご理解を賜りますようお願い申し上げます」としている。