住友精化 2024年3月期通期連結決算

エレクトロニクスガスの販売数量減

 住友精化の2024年3月期通期連結決算は、売上高1429億8600万円(前年同期比0.0%減)、営業利益95億2900万円(同8.8%減)、経常利益102億4700万円(同6.2%減)、親会社株主に帰属する純利益61億6600万円(同28.2%減)だった。

 エレクトロニクスガスを含む機能マテリアルセグメントの業績は、売上高362億4500万円(前期比2.5%減)、営業利益は29億1500万円(前期比33.1%減)。これはエレクトロニクスガスやラテックス製品、医薬中間体の販売数量が減少したことや、固定費の増加などによる。

今後の見通し

 2025年3月期の通期連結業績予想は、売上高1470億円(前年同期比2.8%増)、営業利益100億円(同4.9%増)、経常利益100億円(同2.4%減)、親会社株主に帰属する純利益70億円(同13.5%増)。

 ラテックス製品の販売数量の減少はあるものの、主に吸水性樹脂やエレクトロニクスガスの販売数量の増加や為替の影響などにより、前期比で増収増益を見込む。配当金予想は、中間100円、期末100円の年間配当金200円を維持した。