岩谷産業が日本初の水素ファンド「Japan Hydrogen Fund」へ出資
JH2A、アドバンテッジパートナーズ、三井住友DSアセットマネジメントが設立
岩谷産業は、水素エネルギー社会の早期実現に向けた取り組みの一環として、日本初となる水素関連分野への投資に特化したファンド 「Japan Hydrogen Fund」と出資契約を締結した。
岩谷産業の牧野明次代表取締役会長兼CEOが共同会長を務める一般社団法人水素バリューチェーン推進協議会(JH2A)は、世界的な課題である気候変動への対応の為、水素サプライチェーン構築に向けた業界横断的な団体として設立され、特に以下の課題解決を目的として活動をしている。
①水素需要創出
②スケールアップ・技術革新によるコスト低減
③事業者に対する資金供給
今回、JH2Aは株式会社アドバンテッジパートナーズ(AP)および三井住友DSアセットマネジメント株式会社(三井住友DS)と本ファンドを設立する。JH2Aが本ファンドと各委員会の活動や448社・団体に上る会員企業との連携促進を行い、APが投資活動を、三井住友DSがサステナビリティ・日本裨益性評価を主な役割として担う。
本ファンドは、日本裨益が期待できる水素関連企業および水素関連プロジェクトへの資金供給を行うことで、日本及び世界の水素社会の実現を通じてカーボンニュートラルを達成し、持続可能な環境を構築するだけでなく、日本経済・産業にも貢献することを目指す。
岩谷産業は、1941年に水素の取り扱いを開始して以来、製造から輸送・貯蔵・供給・保安まで一貫したネットワークを築いており、日本で唯一の液化水素サプライヤー。本ファンドへの出資を通じて、水素のリーディングカンパニーとして脱炭素社会の実現に貢献し、水素事業のさらなる拡大と水素エネルギー社会の早期実現に向けた取り組みを進める。