巴商会、都内初となる新宿区西新宿の都有地でのグリーン水素ステーションを整備・運営
2026年秋に東京都新宿区西新宿四丁目(敷地面積:2,108.65平方メートル)で開業予定
巴商会は、都内初となる都有地を活用したグリーン水素を供給する定置式水素ステーションを整備・運営する。事業の実施場所は、東京都新宿区西新宿四丁目(敷地面積:2,108.65平方メートル)、運営開始は2026年秋を予定する。
東京都は、エネルギーの安定供給の確保や脱炭素化に向けた取組として、都内における水素エネルギーの需要拡大・早期社会実装化を促進するとともに、2050年にグリーン水素が脱炭素社会実現の柱となるよう、その本格活用に向けた基盤づくりを進めている。都内初の都有地を活用したグリーン水素を供給する定置式水素ステーションを整備・運営する事業者を2024年12月に公募、事業実施者を決定した。主な整備・運営条件は、燃料電池トラック等に充てん可能であることと、原則として、グリーン水素を供給することとしていた。
都では公募の目的について、「気候危機の状況が一層深刻化する中、東京都は「東京水素ビジョン」を策定し、2030 年に向けて水素の需要拡大と社会実装化を促進するとともに、2050 年に再エネ由来 CO2 フリー水素(グリーン水素)が脱炭素社会実現の柱となるよう、その本格活用に向けた基盤づくりを進めている。
また、水素エネルギーの普及拡大及び燃料電池自動車普及に不可欠な社会インフラである水素ステーション(燃料電池自動車に燃料である水素を充てんする施設)について、整備拡大していくとしているが、水素ステーションの整備に適した民有地が都内に不足していることから、都有地を積極的に活用し、水素ステーションの整備を加速する必要がある。
そこで、新宿区西新宿四丁目における都有地において、グリーン水素を活用した水素ステーションの整備及び運営を行い、更なるグリーン水素の利用拡大を図るため、水素ステーションを整備し、運営する事業を実施する事業者を募集するものである」としている。