住友精化 2025年3月期第3四半期連結決算

エレクトロニクスガスの販売数量は増加

 住友精化の2025年3月期第3四半期連結決算は、売上高1126億6200万円(前年同期比5.1%増)、営業利益86億8900万円(同37.3%増)、経常利益96億0300万円(同49.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益69億0300万円(同71.5%増)だった。

 通期業績予想を修正し、売上高1490億円(前回予想比20億円増、前年同期比4.2%増)、営業利益110億円(同10億円増、同15.4%増)、経常利益120億円(同20億円増、同17.1%増)、親会社株主に帰属する純利益85億円(同15億円増、同37.8%増)に上方修正した。為替レートが、前回予想の前提と比べて円安で推移していることにより、売上高ならびに営業利益、経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益のいずれも増加する見込み。年間配当金予想に変更はない。

 エレクトロニクスガスを含む機能マテリアルセグメントの業績は、売上高243億7700万円(前年同期比11.8%減)、営業利益は21億9900万円(同4.9%減)。原燃料価格の低下やエレクトロニクスガスの販売数量の増加ならびに円安の寄与があったが、IRラテックスの事業が終了したことなどにより減収減益。