大陽日酸、沖縄県恩納村のサンゴを守る『チーム美らサンゴ』にメンバー企業として参画
社員や家族に参加機会を提供、生物多様性保全活動へ貢献
大陽日酸は、沖縄県恩納村のサンゴを守るための活動を行う『チーム美らサンゴ』にメンバー企業として参画した。本参画を通じて、日本の生物多様性の保護に積極的に取り組み、環境保全意識を高めながら、持続可能な未来の実現に貢献する。
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サンゴは体内に共生している褐虫藻が光合成を行うことで、大量の海洋二酸化炭素(CO2)を吸収する。しかし、サンゴ礁の消失により、CO2の循環機能が衰え、地球環境が悪化。大陽日酸は、サンゴ礁を守るための活動として、社員参加型の『チーム美らサンゴ』に参画し、サンゴ礁が生物多様性や地球環境にとっていかに重要な役割を果たしているかを学び、サンゴ礁を中心とした生態系の回復に貢献する。
本参画により、サンゴの苗の植え付けプログラムへの参加、その他の活動への協力等を通じてサンゴの保全に取り組む。また、同プログラムには大陽日酸社員及びその家族に参加する機会を提供し、生物多様性保全活動への関心を高める。

サンゴ礁には、海に生きる生物種の約30%が暮らしているといわれ、生物多様性の保全上、特に重要な生態系になる。沖縄県の海域にあるサンゴ礁は世界有数の規模を誇るが、地球温暖化をはじめとする環境破壊により、大きな影響を受けている。この結果、海の生物たちが暮らす環境が失われ、生物多様性が損なわれている。
その状況の中、水中景観を取り戻すことを目的に、2004年に沖縄県内外の企業が集まり、「チーム美らサンゴ」が設立された。サンゴの苗の植え付けプログラム等の啓発イベントを通じて、沖縄県恩納村のサンゴ保全活動を行うとともに、「美ら海を大切にする心」をより多くの人々に広げることを目的に活動する。
2025年1月現在、16社の企業と地元関係者の協力、環境省・沖縄県恩納村などの行政の後援により活動し、これまで発足から20年間で約19,500本のサンゴ苗を植え付けた。この活動に対して、2015年に環境省主催の「第3回グッドライフアワード」で環境大臣賞最優秀賞を受賞、2023年には「全国豊かな海づくり大会 北海道大会」で水産庁長官賞を受賞するなど、チーム美らサンゴの取り組みは高く評価されている。
※参照:チーム美らサンゴ詳細ページURL:https://www.tyurasango.com/
大陽日酸親会社の日本酸素ホールディングスも、沖縄や世界のサンゴ礁の保全に主体となって取り組んでいる沖縄科学技術大学院大学(学長:カリン・マルキデス学長、以下OIST)の『OISTサンゴプロジェクト』にスペシャルパートナーとして参画している。