エア・ウォーターが海外事業での再生可能エネルギー導入に向け住友商事と協業

全社成長の牽引役となる海外事業でCO2排出量を削減

 エア・ウォーターは住友商事と、カーボンニュートラル社会の実現を目指し、エア・ウォーターの海外事業における再生可能エネルギー導入に向けて今後、協力して取り組むことに合意した。住友商事は海外で、独自の活動ネットワークを保有し、太陽光発電や風力発電など再エネを用いたコーポレートPPAの拡大を目指しており、エア・ウォーターの海外事業拠点への再エネ由来の電力導入に向けて協業、さらなる事業成長とカーボンニュートラル社会の実現の両立を図る。

 現在、エア・ウォーターはカーボンニュートラルの実現に向けて、自社の温室効果ガス排出量を減らす「責務」と、製品・事業を通じた社会の温室効果ガス排出削減への「貢献」の両面から取り組みを推進している。インド、北米を重要戦略エリアとする海外での事業展開においても、カーボンニュートラルの取り組みを進めているが、産業ガスの製造には原料となる空気の圧縮や冷却などのプロセスで大量の電力を使用しており、事業活動に伴うCO2排出量の大半は電力使用に由来している。このため、カーボンニュートラルの先進企業を目指すエア・ウォーターとしては、全社成長の牽引役と位置付ける海外事業の発展を目指す一方で、「責務」と「貢献」の取り組みの一環としてCO2排出量の削減にも取り組む必要があるとしている。

※電力の需要家である企業が、再生可能エネルギーを発電事業者から長期にわたって購入する契約形態