岩谷産業が万博の「大阪ヘルスケアパビリオン」に低炭素型LPガスを供給
「Iwatani J-クレジットプロジェクト」で創出したJ-クレジットを活用、グリーンLPガスの開発も
岩谷産業は、2025年日本国際博覧会大阪パビリオン推進委員会(吉村洋文 会長)および公益社団法人2025年日本国際博覧会大阪パビリオン(横山英幸 代表理事)との間で、低炭素型LPガスの供給に関する協賛契約を締結し、2025年大阪・関西万博(以下、万博)において大阪府と大阪市が出展する、大阪ヘルスケアパビリオン(以下、大阪パビリオン)へ、低炭素型LPガスの供給を開始した。
万博では、日本のカーボンニュートラルを世界にPRする場として、低・脱炭素に資する資材の活用が謳われており、エネルギーについては、グリーン電力の他に、環境負荷が実質ゼロのLPガスの利用が前提となっている。今回、「Iwatani J-クレジットプロジェクト」で創出したJ-クレジットを活用し、大阪パビリオンにCO₂をオフセットしたLPガスの供給を行う。また、生産から消費の過程でCO₂の排出ゼロを達成するグリーンLPガスの開発に向けても、取り組みを進めるとしている。
イワタニグループは、2050年度までにカーボンニュートラルを達成することを目指し、そのマイルストーンとして、2030年度までに国内でのCO₂※排出量を2019年度比で50%削減することを掲げる。2021年11月からは、J-クレジット制度を活用した「Iwatani J-クレジットプロジェクト」に取り組む。J-クレジット制度とは再生可能エネルギーの導入や森林管理などによって削減された CO₂排出量を「クレジット」として認証し、そのクレジットを活用することで CO₂排出量をオフセットする仕組みで、顧客となる中小企業が、油燃料からLPガスやLNGに燃料転換などをした際に削減されるCO₂排出量を、岩谷産業が取りまとめて環境価値化する。
※岩谷産業グループが国内で排出する Scope1 と Scope2 の合計
岩谷産業では「本取り組みを通じて大阪・関西地域の発展に寄与するとともに、LPガスのリーディングカンパニーとして、LPガスの低・脱炭素化に積極的に取り組み、お客さま・地域から選ばれる『エネルギー生活総合サービス事業者』を目指してまいります」としている。