「岩谷コスモ水素ステーション有明自動車営業所」で開所式、2025年4月1日営業開始

国内初、バス営業所内で運営。三菱重工業製の液化水素ポンプを採用、2 台同時の充填可能

 岩谷産業とコスモエネルギーHDグループ会社のコスモ石油マーケティング株式会社(森山 幸二 代表取締役社長)、両社の出資会社である岩谷コスモ水素ステーション合同会社(喜村 博 代表職務執行者)は、2025年3月27日に「岩谷コスモ水素ステーション有明自動車営業所」の開所式を実施した。営業開始は2025年4月1日予定。

「岩谷コスモ水素ステーション有明自動車営業所」開所式
左から)岩谷コスモ水素ステーション 喜村 博 代表職務執行者、東京都 田中 慎一 産業労働局長、東京都 松本 明子 副知事、岩谷産業 牧野 明次 代表取締役会長 兼 CEO、コスモエネルギーホールディングス 山田 茂 代表取締役社長 社長執行役員、経済産業省 資源エネルギー庁 伊藤 禎則 省エネルギー・新エネルギー部長、東京都 久我 英男 交通局長

 「岩谷コスモ水素ステーション有明自動車営業所」は東京都交通局有明自動車営業所内に位置し、国内では初めてバスの営業所内で運営する水素ステーションになる。東京都内における水素供給インフラのさらなる拡充を目的とし、燃料電池バスの水素供給拠点として役割を果たす。本ステーションで使用される液化水素ポンプは初の国産となる三菱重工業製を採用、120kg/h 以上の供給能力を持ち、2 台同時充填が可能。今後は、都営バスに加え、民間のバス会社への利用拡大も予定する。岩谷コスモ水素ステーション合同会社が運営する水素ステーションとして2拠点目となる。

 開所式には、東京都の松本明子副知事、経済産業省資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部の伊藤禎則部長が来賓として出席し、祝辞を述べた。また、式典ではテープカットや水素充填が行われた。

 岩谷産業とコスモエネルギーグループでは、本ステーションの開所を通じ、東京都内での水素供給ネットワークのさらなる拡充を図り、カーボンニュートラル社会の実現に貢献するとしている。

水素ステーション概要

  • 名称: 岩谷コスモ水素ステーション有明自動車営業所
  • 事業者:岩谷コスモ水素ステーション合同会社
  • 敷地面積:1,000.03 ㎡
  • 供給方式:液化水素貯蔵(オフサイト型)
  • 供給能力:120kg/h 以上
  • 充填圧力:82MPa(メガパスカル)※1MPa≒10 気圧
  • 所在地:東京都江東区有明三丁目 9 番 25 号
  • 営業開始日:2025 年 4 月 1 日