高松市と高松帝酸・帝人ヘルスケア・フクダライフテック四国の4者が「災害時における医療用酸素等の供給に関する協定」を締結
行政と複数企業が連携する四国初の枠組み
高松市と高松帝酸、帝人ヘルスケア、フクダライフテック四国の4者は2025年3月17日、「災害時における医療用酸素等の供給に関する協定」を締結した。協定は「大規模な災害が発生し又は恐れがある場合において、医療的支援が必要な在宅酸素療養者に対し、医療用酸素等の供給を行い協力」するもの。災害時の在宅酸素療養者への医療体制が強化され、地域の安全と安心が向上することが期待される。行政と複数の企業が連携する四国初の枠組みとしている。
高松帝酸では、停電時には電力が必要な酸素濃縮器が稼働できないことから、高圧ガスの会社として数万本のFRPボンベによる医療用酸素供給が可能だとしており、「当社の最大の強みは、四国内に4か所の酸素充填工場を持っており、四国全域の在宅酸素療養者への医療用酸素の供給ができる体制です。供給方法を問わず、在宅酸素療養者へ医療用酸素をお届けし、安心と安全を確保することが、当社の役割」としている。