小学生が液体窒素マイナス196℃の世界を体験
「大陽日酸キッズ理科教室」を東京品川区で開催
大陽日酸は、子ども向け理科実験教室「大陽日酸キッズ理科教室」を2025年11月26日(水)、品川区立後地小学校で開催した。科学を身近に感じてもらうことを目的に地域貢献活動の一環として実施したもので、後地小学校の5年生75名が参加し、マイナス196℃の液体窒素を使った理科実験に挑戦した。文部科学省の全国学力・学習状況調査などで、子どもの理科離れが社会課題となる中、大陽日酸は2007年から地域の小学校と連携して本教室を継続的に実施している。
実験は、大陽日酸の社員が講師を務め、バラの花やゴムボールの凍結実験、風船に入った気体を冷やす実験、超電導コースターの実験、白煙を発生させる実験の全4 種類を実施。日常生活では体験できない現象を間近で観察し、科学の面白さや不思議さに触れることで、理科への興味を高める貴重な機会となった。
実験後の質問コーナーでは、「液体窒素を固めることはできる?」など、子どもたちの柔軟な発想による質問が相次いだ。参加した児童からは、「身近なものが一瞬で変化したり、予想と違う答えがたくさんあり面白かった」「空気の中にも(液体)窒素があると知ってびっくりした」「理科がもっと好きになった」といった声が寄せられ、教員からも「実体験を通じて学びが深まった」と高く評価されるなど、科学への興味や好奇心を育む、貴重な学びの場となった。
大陽日酸では今後も、地域と連携しながら、次世代の理科人材育成やSDGs 目標4「質の高い教育をみんなに」の達成に貢献するとしている。





