大陽日酸が「東北大学附属図書館工学分館」のネーミングライツ・パートナーに選定
施設愛称は「NIPPON SANSO LIBRARY 工学分館」
大陽日酸は、東北大学が公募していた「東北大学附属図書館工学分館」のネーミングライツ・パートナーに選定された。工学分館の新たな愛称は「NIPPON SANSO LIBRARY 工学分館」になる。契約期間は2026 年2月1日から2030 年1月31 日まで。
東北大学附属図書館工学分館は、東北大学 青葉山東キャンパス内(仙台市青葉区荒巻字青葉6-6-03)にあり、蔵書数は図書37万1537冊(和漢書と洋書の合計。2025年3月31日現在)、総延面積5365平方メートル、閲覧席401席を有する。
大陽日酸が、国内で初めて空気分離装置※の国産第一号機を製造したのは今から90年前の1935年で、その開発に協力したのが当時、東北帝国大学(現 東北大学)の総長である本多光太郎博士だった。本多博士の支援により、無事に空気分離装置は完成し、大陽日酸は産業ガスメーカーとして大きく成長することになるが、その成長を支えてきた根幹が空気分離装置に関連した技術になる。大陽日酸では、空気分離装置の開発から90周年を節目にネーミング・パートナー選定されたことで、より良い未来に向けて新たに東北大学と共にパートナーシップを築くとしている。
また、大陽日酸は2026年4月1日に、社名を「大陽日酸株式会社」から「日本酸素株式会社」へ変更することを発表している。より多くの学生に新社名に馴染み、知ってもらう機会として、愛称を「NIPPON SANSO LIBRARY 工学分館」とするネーミング・ライツの取得が有効と判断した。
※:空気を酸素、窒素、アルゴンを超低温で液化して分離する装置



