大陽日酸、シンガポール西部に液化炭酸ガス製造設備新設

 大陽日酸は、シンガポール子会社であるNational Oxygen Private Limited (以下、NOX。社長:大澤 重之)を通じて、シンガポールに液化炭酸ガス製造設備を新設する。

 NOX はシンガポール、マレーシア、インドネシア・バタム地域にて産業ガス事業を展開しており、当該地域の炭酸ガス需要は造船及び溶接向けに堅調に推移し、今後更なる拡大が見込まれている。NOX は既にマレーシアに液化炭酸ガス製造設備を保有しているが、炭酸ガス事業の更なる発展と安定供給力の強化を図るため、シンガポール西部に立地する Neste Oil 社シンガポール工場から原料ガスの供給を受け、同社構内に液化炭酸ガス製造設備を設置する。

【液化炭酸ガス製造設備仕様】
(1)生産能力 72 トン/日
(2)完成時期 2015 年末
(3)投資総額 約 9.5 百万シンガポールドル(約 8 億円)

【Neste Oil 社概要】
(1)本社所在地 フィンランド
(2)設立 1948 年
(3)主力事業 バイオディーゼル生産
(4)業容 売上高 2 兆 5 千億円 / 従業員 5,000 人