米国政府系研究機関Sandia National Laboratoriesに大陽日酸製MOCVD装置納入

 大陽日酸と米国子会社の Matheson Tri-Gas, Inc.(社長 スコット・カルマン、以下 MTG)は米国の政府系研究機関である Sandia National Laboratories に大陽日酸製の MOCVD 装置を納入する。
 アメリカ合衆国エネルギー省国家核安全保障局傘下の研究機関である Sandia
National Laboratories は国家の安全保障や、エネルギー、環境技術、経済競争力に関するR&D を担当する機関で、ガリウムナイトライド系の化合物半導体研究に関しては世界でも最高レベルの研究機関。
 大陽日酸と MTG が納入する MOCVD 装置は同研究機関が開発を続けているアルミニウムガリウムナイトライド(AlGaN)やアルミニウムナイトライド(AIN)等の化合物半導体デバイス用途で、2015 年 3 月までに納品する予定。大陽日酸が日本で製造したMOCVD 装置を MTG が米国で Sandia National Laboratories へ販売する。
 大陽日酸にとって、米国で高い権威を持つ同研究機関への MOCVD 装置の納入は初めてのことで、同研究機関の R&D を通して大陽日酸 MOCVD 装置の優位性をさらに高めていくとともに、MTG との連携により MOCVD 装置のグローバル展開を進めていく。