エア・ウォーター、シーケムの事業環境悪化により持分法の投資損失計上

 エア・ウォーターは、2016年 3 月期通期連結決算において持分法による投資損失(営業外費用)を計上し、2015年5 月14 日に公表した2016年3 月期通期の連結業績予想を修正した。損失発生については限定的であり、将来の成長路線に影響を及ぼさない。

【投資損失の内容】
(1)損失発生の理由
 エア・ウォーターの持分法適用会社である株式会社シーケム(新日鉄住金化学株式会社 65%、エア・ウォーター株式会社 35%)は、原油価格急落に伴い、事業環境が悪化しており、加えて同社の中国子会社において、中国経済の減速の影響による市況の悪化を受け、当期にて株式の減損処理を行う。

(2)損失金額
 エア・ウォーターは、2016年 3 月期通期連結決算において同社の持分法投資損失として64億円を計上する。なお、2016年3月期第3四半期累計期間において同社の持分法投資損失として、すでに12億円を計上している。