ジャパンファインプロダクツが国際MRA(標準ガス)を取得
大陽日酸の100%子会社で特殊ガスの製造を行うジャパンファインプロダクツ株式会社(社長:池谷 幹夫、以下 JFP)小山工場は、2019 年 12月に JCSS(Japan Calibration Service System)校正事業者登録更新に併せて、新たに国際MRA(Mutual Recognition Arrangement)対応認定事業者としての認定を取得した。
国際 MRAは、多国間の試験所及び校正機関認定に関わる相互承認取り決め。現在は、ILAC(国際試験所認定協力機構)や APAC(アジア太平洋認定協力機構)において、同取り決めが行われている。
今回、JFP 小山工場が国際 MRA 対応認定事業者に認定されたことから、同工場で製造し、大陽日酸が販売する JCSS 標準ガス(スパンガス)は、国際的にも通用する JCSS/ILAC MRA 組合せ認定シンボル付きの校正証明書の発行が可能となった。
これは ILAC、APAC に加盟する各国校正機関が発行する校正証明書と同等のものとして取り扱われることを意味し、今後も増大していく国際取引に関わる試験・検査の負担を省くことも可能となる。国際 MRA 取得に伴う、JCSS/ILAC MRA 組合せ認定シンボル付き校正証明書は 2020 年 2 月注文分から発行される。