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エア・ウォーター、ごみ焼却炉排ガスから二酸化炭素回収設備の開発に着手

清掃工場から二酸化炭素を回収することで炭素循環型社会の実現に貢献

 エア・ウォーター株式会社(代表取締役会長・CEO=豊田 喜久夫)は、ごみ焼却炉の排ガスから二酸化炭素を分離・回収する小規模な実証試験を行い、所定の二酸化炭素純度・回収率を達成し、今年から商用規模でのごみ焼却炉排ガスからの二酸化炭素回収設備の開発に着手した。

 同社は、環境省の実証事業である「清掃工場から回収した二酸化炭素の資源化による炭素循環モデルの構築実証事業」に、代表事業者である日立造船株式会社(本社:大阪府大阪市、三野 禎男社長兼 COO)から、二酸化炭素の分離、回収に係る事業範囲について再委託を受け、事業開始当初から参画している。

実証の実施体制

 エア・ウォーターグループは、サステナビリティを巡る課題の中で、長年、産業ガス事業で培ってきたガステクノロジーや多彩な事業領域に対応する技術開発を深化させることで、脱炭素社会に対応し、環境負荷の低減に貢献する取り組みを進めている。エア・ウォーターとエア・ウォーター・クライオプラントは、二酸化炭素の分離、回収に係る事業範囲についての再委託先として、清掃工場の排ガスから二酸化炭素を吸着剤により分離、回収する設備の設計・製作・実証を行う。

 開発する二酸化炭素回収設備の仕様は、二酸化炭素純度が80%以上、二酸化炭素回収量が125Nm3/h (予定)。

 環境省では、排出された二酸化炭素を資源として活用する技術を実用化することで、二酸化炭素の削減や炭素循環型社会の実現を目指しており、2018 年度より「二酸化炭素の資源化を通じた炭素循環社会モデル構築促進事業」を実施している。清掃工場から回収した二酸化炭素を利用したメタネーションによるエネルギー資源化は、同事業で採択された課題解決モデルの1 つであり、世界初の取り組みとなる。

<環境省委託事業>

実施場所 :神奈川県小田原市 環境事業センター
実証期間 :2018 年~2022 年(予定)

炭素循環社会モデルイメージ
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