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福岡酸素と北九州市など6者、九州初となるCO2フリー水素サプライチェーン構築の実証事業をスタート

複数の再生可能エネルギーを同時に制御する国内初のエネルギーマネジメントを開発

 北九州パワー、北九州市、福岡県、IHI、福岡酸素、ENEOSの6者は、環境省の委託を受けて次世代のクリーンエネルギーとして期待されるCO2フリー水素の製造・供給拠点化を目指す実証事業を北九州でスタートした。

 「北九州州市における地域の再エネを有効活用したCO2フリー水素製造・供給実証事業」は、北九州市響灘地区に集積する太陽光発電や風力発電、北九州市内のごみ発電(バイオマス)などの複数の再エネ設備を有効活用し、CO2を発生させずに水素を「つくり」、県内各地に「はこび」、「つかう」という、CO2フリー水素の低コストなサプライチェーンモデルを構築する実証プロジェクトになる。

北九州市における地域の再エネを有効活用したCO2フリー水素製造・供給実証事業

 実証が行われるのは、北九州市若松区響町3丁目と八幡東区東田地区、また福岡市や久留米市の既存の水素ステーションも活用する。事業費は今年度約2億円(令和4年度までの合計で約8億円)。スケジュールは今年度、水素製造装置や圧縮機等の仕様決定・発注、エネルギーマネジメントシステムの開発、令和3年度に水素製造装置などの設置と運用開始、令和4年度に本格運用(水素の製造・供給コストやCO2削減量等のデータ取得・検証)の予定。

【事業関係者の役割】

 

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