新型コロナウイルスワクチン接種でディープフリーザー(超低温冷凍庫)2万台を確保
ディープフリーザー設置完了後の7月以降はドライアイス保管は終了
厚生労働省は1月15日、オンラインで「新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業に関する都道府県向け説明会」を実施し、卸売販売業者の担当地域の選定や新型コロナウイルスワクチンの接種体制確保について説明を行った。
この中で、ワクチンの流通・保管についてこれまでワクチン保管用に、マイナス75℃のディープフリーザー3,000台、マイナス20℃のディープフリーザー7,500台を確保するとした方針を、それぞれ1万台の計2万台を確保するとして台数を更新した。また、マイナス75℃のディープフリーザーを2月末までに計1,500台、3月末に計3,300台、4月末に計5,000台、5月末に計7,600台と各自治体へ割り当て、6月末までに計1万台を設置するとした。
マイナス75℃のディープフリーザーは、ファイザー製のワクチンの配送先となる約1万ヵ所へ設置される予定で、2月設置分の1,500台は医療従事者向け接種に使用した後、住民向け接種に使用し、3月設置分の1,800台と合わせて計3,300台が住民向け接種に使用される。同時にドライアイスによる保管も約7,000ヵ所を想定するが、4月~6月設置分のディープフリーザー6,700台の設置により、当初ドライアイスによる保管を行っていた配送先も、順次ディープフリーザーでの保管に置き換える。ディープフリーザー1万台の設置完了後は、夏期になることを踏まえてドライアイスによる保安は行わない予定としている。