大丸エナウィン 2021年3月期 第3四半期連結決算

 大丸エナウィンの2021年3月期第3四半期連結決算は、売上高145億8800万円(前年同期比11.9%増)、営業利益5億1600万円(同10.1%増)、経常利益6億1300万円(同11.1%増)、親会社株主に帰属する純利益3億8700万円(同7.9%減)だった。

 配当予想を修正し、期末配当9.5円の従来予想を普通配当9.5円、記念配当1.5円の計11円とした。これにより年間配当金は2.5円増配の20.5円を予想する。記念配当は2021年2月16日の創立70周年による。

 グループの売上高は、医療・産業ガス事業において株式会社キンキ酸器の売上が前年度第3四半期より連結、また、リビング事業において角丸エナジー株式会社の売上が前年度第4四半期より連結されたことなどで増収となった。

 売上増加に伴い売上総利益は、58億円と前年同四半期と比べ5億7200万円(10.9%)の増益となった。株式会社キンキ酸器の販管費の増加及びのれん償却の発生等により、販管費が52億8300万円と前年同四半期と比べ5億2400万円(11.0%)増加したものの、営業利益は増益となった。親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同四半期に投資有価証券売却益1億0800万円を計上したこともあり、減益となった。

 セグメント別の概況は次のとおり。

リビング事業

 LPガスの出荷量は前年同四半期と比べ増加し、LPガスの仕入価格に連動する販売単価の下落による売上減少や住宅設備部門の販売が減少したが、角丸エナジー株式会社の売上が前年度第4四半期より連結された。売上高89億5900万円(前年同期比7.0%増)。

アクア事業

 「知床らうす海洋深層水純水ブレンド」(エフィールウォーター)及び「スーパーバナジウム富士」の販売本数が若干減少した。売上高9億6700万円(同0.5%減)

医療・産業ガス事業

 酸素濃縮器の在宅医療機器のレンタルで販売が増加、また、株式会社キンキ酸器の売上が前年度第3四半期より連結された。売上高46億6000万円(同26.2%増)