大丸エナウィン 2021年3月期 第2四半期連結決算

 大丸エナウィンの2021年3月期第2四半期連結決算は、売上高92億0300万円(前年同期比12.4%増)、営業利益3億6900万円(同8.7%増)、経常利益4億5200万円(同18.5%増)、親会社株主に帰属する純利益2億8800万円(同22.4%増)だった。中間配当金は9.5円で直前予想から変更はない。

 売上高は、医療・産業ガス事業においてキンキ酸器の売上が前年度第3四半期より連結され、またリビング事業において角丸エナジーの売上が前年度第4四半期より連結されたことで10憶1300万円の増収となった。

 損益面では、売上増加に伴い売上総利益は、38億5800万円と前年同四半期と比べ4億7400万円(14.0%)の増益となった。キンキ酸器の販管費の増加及びのれん償却の発生等により、販管費が34億8900万円と前年同四半期と比べ4億4500万円(14.6%)増加したが、営業利益は3億6900万円と前年同四半期と比べ2900万円(8.7%)の増益となった。

 営業外収益及び営業外費用を加減算した経常利益は、4億5200万円と前年同四半期と比べ7000万円(18.5%)の増益となった。法人税、住民税及び事業税等控除後の親会社株主に帰属する四半期純利益は、2億8800万円と前年同四半期と比べ5200万円(22.4%)の増益となった。

通期の業績予想、配当予想は前回予想から変更はない。

 セグメント別の概況は次のとおり。

リビング事業

 LPガスの出荷量は前年同四半期と比べ増加し、LPガスの仕入価格に連動する販売単価の下落による売上減少や住宅設備部門の販売が減少したが、角丸エナジーの売上が連結されたことで、売上高は、55億0200万円と前年同四半期と比べ3200万円(0.6%)の増収となった。

アクア事業

 「知床らうす海洋深層水純水ブレンド」(エフィールウォーター)及び「スーパーバナジウム富士」の販売本数が増加し、売上高は、6億6100万円と前年同四半期と比べ700万円(1.1%)の増収となった。

医療・産業ガス事業

 酸素濃縮器等の在宅医療機器のレンタルにおいて販売が増加し、キンキ酸器の売上が連結されたことで、売上高は、30億4000万円と前年同四半期と比べ9億7300万円(47.1%)の増収となった。