大丸エナウィン 2021年3月期 第1四半期連結決算

 大丸エナウィンの2021年3月期第1四半期連結決算は、売上高47億1200万円(前年同期比8.4%増)、営業利益2億6900万円(同4.7%減)、経常利益3億1800万円(同4.1%増)、親会社株主に帰属する純利益1億9900万円(同0.2%減)だった。

 売上高は、リビング事業においてLPガスの仕入価格に連動する販売単価の下落や住宅設備部門の販売減少により減収となったが、アクア事業における販売増加や、医療・産業ガス事業において前年度第3四半期より連結子会社となった株式会社キンキ酸器の売上が加わったことにより、前年同四半期と比べ3億6400万円の増収となった。

 損益面では、売上増加に伴い売上総利益は、20億0500万円と前年同四半期と比べ2億1200万円(11.9%)の増益となった。株式会社キンキ酸器の販管費の増加及びのれん償却の発生等により、販管費が 17億3600万円と前年同四半期と比べ2億2600万円(15.0%)増加したため、営業利益は、前年同四半期と比べ1300万円(4.7%)の減益となった。

 営業外収益及び営業外費用を加減算した経常利益は、前年同四半期と比べ1200万円(4.1%)の増益となった。法人税、住民税及び事業税等控除後の親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同四半期と比べ0.2%の減益となった。

通期の業績予想は前回予想から変更はない。

 セグメント別の概況は次のとおり。

リビング事業

 LPガスの出荷量が前年同四半期と比べ増加したものの、LPガスの仕入価格に連動する販売単価の下落や住宅設備部門の販売減少により、売上高は、29億2000万円と前年同四半期と比べ1億4800万円(4.8%)の減収となった。

アクア事業

 「知床らうす海洋深層水純水ブレンド」(エフィールウォーター)及び「スーパーバナジウム富士」の販売本数が増加し、売上高は、3億2400万円と前年同四半期と比べ1100万円(3.8%)の増収。

医療・産業ガス事業

 酸素濃縮器等の在宅医療機器のレンタルにおいて販売が増加し、前年度第3四半期より連結子会社となった株式会社キンキ酸器の売上が加わったことにより、売上高は、14億6700万円と前年同四半期と比べ5億0100万円(51.8%)の増収となった。