高圧ガス保安協会が二酸化炭素消火設備の事故で注意喚起(再更新)

 2021年4月15日、東京都新宿区にあるマンションの地下駐車場において、二酸化炭素消火設備が作動し、天井の張り替え作業をしていた作業員のうち 4 名が死亡、1名が意識不明の重体となる事故が発生した。これを受けて、高圧ガス保安協会(KHK)は、4月16日付で協会ウェブサイト上に「二酸化炭素消火設備に係る注意喚起」とする文書で注意喚起を行った。

 すでにKHKと経済産業省は、今年1月と昨年12月にそれぞれ、東京都港区と愛知県名古屋市で発生した2つの二酸化炭素消火設備による3名の死亡を含む人的被害のある事故を受けて、二酸化炭素消火設備を設置者に対し、十分にその危険性を認識したうえで、注意事項、安全な取扱いなどの周知徹底を行うよう注意喚起を行っていた。