岩谷産業がIoTプラットフォーム「イワタニゲートウェイ」のサービス開始

2023年度までに55万台を設置、「エネルギー生活総合サービス事業者」目指す

 岩谷産業は、7 月 20 日より、ガス警報器に情報ネットワーク機能を付加し、さまざまな「モノ」をインターネットにつなぐ IoT プラットフォーム「イワタニゲートウェイ」のサービスを開始した。今回スタートするサービスは、①ガス漏れなど24時間365日のガスの見守り、②ボタンを押すだけで電話連絡を受けるくらし相談、③室内の温度・湿度のお知らせ、④ガス・電気の使用量、料金をWeb照会できる見える化、の4つとなる。

イワタニゲートウェイ概念図

 同社は、1953 年に日本で初めて家庭用プロパンガスの全国販売を開始して以来、常にLP ガス業界を牽引してきた。近年 LP ガス業界は、電力や都市ガスの自由化や少子高齢化などを背景に厳しい事業環境にあるが、岩谷産業は同業他社との提携や事業継承、LPG センターの協業化など、経営の合理化・効率化に努めている。

 脱炭素・低炭素化の潮流の中、事業を拡大するためには経済性の追求だけではなく、顧客の声に耳を傾け、困りごとを解決できる企業であることが求められる。地域におけるさまざまな問題を解決し、豊かな生活環境を提供できる「エネルギー生活総合サービス事業者」への変貌を目指す中、その核となるのが IoT プラットフォーム「イワタニゲートウェイ」となる。

 イワタニゲートウェイは、家庭に設置する情報ネットワーク機能付きのガス警報器で、さまざまな「モノ」をインターネットにつなぐことで IoT プラットフォームを構築する、岩谷産業が特許を有する独自の技術となる。イワタニゲートウェイでは、有事の際にはユーザー宅に30 分以内で駆けつけることのできるサービスや高齢者の見守り、さらには健康管理や商品の配送など、数多くの新サービスを他企業とも連携し提供することを目指す。 

情報ネットワーク機能付きのガス警報器 関連機器

 本サービスで使用する機器は、イワタニゲートウェイ Type1.0 という機種で、初年度1 万台の設置を予定する。また、一部地域では、自治体と連携した音声サービスを開始する。顧客からのさまざまな要望に応えるために、多くの企業にも参画を仰ぎ、段階的にサービスの拡充や機能改善を図る。

 イワタニゲートウェイは、2023 年度までに 55 万台を設置する計画で、岩谷産業のみならず多くの LP ガス事業者と共に「エネルギー生活総合サービス事業者」という新たなビジネスモデルを創出する。

■イワタニゲートウェイ 特設サイト

http://www.iwatani.co.jp/jpn/business/ene/igw.html