東亞合成が徳島県徳島市に水素ステーションを開所
徳島工場の高純度水素を「地産地消」のエネルギーとして活用
東亞合成と日本水素ステーションネットワーク合同会社(以下、JHyM)は11月18日、JHyM スキームによる水素ステーション「東亞合成水素ステーション徳島」を徳島県徳島市に開所した。本水素ステーションは、東亞合成とJHyM が共同で整備し、東亞合成が運営する。
東亞合成は、2020年5月にJHyMに参画した。本水素ステーションは全国で156箇所めに開所する水素ステーションになる。徳島県は、淡路島からの四国への入口で、交通の要衝地。本水素ステーションによって、四国における水素ステーションの供給力とネットワークは大きくなり、燃料電池自動車のより一層の普及が期待される。
東亞合成水素ステーション徳島 概要
名称 | 東亞合成水素ステーション徳島 |
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所在地 | 徳島県徳島市川内町中島620 番地の1 |
水素供給方式 | オフサイト方式 |
水素供給能力 | 300Nm3/h |
充填圧力 | 82MPa |
営業時間 | 年中無休 9時00分~17時00分 |
東亞合成 徳島工場工場長 加藤純一氏のコメント
「弊社は、徳島県が先進的に取り組んでいる気候変動対策に賛同し、このたび四国初の商用の定置式水素ステーションを設置致しました。弊社徳島工場が竣工以来製造してきた高純度水素を「地産地消」のエネルギーとして活用し、地域の発展に貢献できることを大変うれしく思っております。これもひとえに、経済産業省、徳島県、板野町、JHyM、工事関係者の皆様の多大なるご指導、ご支援の賜物と心より感謝しております。安全かつ安定的な水素エネルギーの供給を担い、徳島県、徳島バス株式会社様とともに燃料電池自動車、燃料電池バスの普及拡大に向けた取り組みに努めてまいります」