大陽日酸、各種ガスの出荷価格を改定
2022年2月出荷分から、平均10%以上の値上げ
大陽日酸は、各種ガスの出荷価格を2022年2月出荷分から、改定する。対象となる製品は、酸素、窒素、アルゴン(液化ガスローリー製品)で、電気代上昇分として現行出荷価格に対し平均10%以上の値上げとなる。
改定の理由は、液化ガスローリー製品コストの大部分を占める電力料金が、最近の原油・LNG等のエネルギー市況高騰や再生可能エネルギー賦課金の増額によって大幅に上昇していることを挙げた。
大陽日酸では、従来より生産性向上や配送効率化などあらゆる策を講じてきたが、高止まりする物流費や鋼材価格上昇によるローリー車・液化ガス貯槽のコスト上昇の中、電力コスト上昇は企業努力で吸収出来る範囲を超えており、液化ガスの価格改定を決定したとしている。また、物流条件や納入条件など個別の取引条件に基づく価格改定についても顧客に対し協力、理解を求める。