山陰酸素工業、カーボンニュートラルLPガスの受入開始
CO2削減効果は年間▲270t程度を想定
山陰酸素工業は、アストモスエネルギーとカーボンニュートラルLPガス(CN‐LPG)売買に関する契約を締結し、政府が掲げる「2050年温室効果ガス(二酸化炭素)排出実質ゼロ」実現に貢献すべく、CN-LPGの受入を開始する。
山陰酸素工業の事務所等で使用するLPガス年間量相当のLPガス75t/年分が含まれる予定で、自社CN-LPGへの転換によるCO2削減効果は年間▲270t程度を想定している。アストモスエネルギーから供給されるCN-LPGの導入は中国地方では初となる。
カーボンニュートラルLPG(CN-LPG)とは、LPGの採掘~燃焼工程で発生する温室効果ガスを世界各国での環境保全プロジェクトによって創出されたCO2クレジットで相殺(カーボン・オフセット)し、LPG使用によるCO2排出を実質ゼロにすることができるLPG。
環境保全プロジェクトは、地球規模での温室効果ガス削減・排出抑制に加え、現地での雇用の創出や生物多様性の保護等、SDGsの目標にも関連する。
CN-LPGは、導入企業におけるSDGsや環境貢献活動への取組みに寄与するだけでなく、温室効果ガス排出削減を通じた「持続可能な社会」実現への貢献に繋がる。
山陰酸素工業では、LPガスは広範囲に普及する分散型エネルギーであり、災害時のレジリエンス向上に大きく貢献することが可能とし、LPガスのメリットを活かしつつ、脱炭素化を推進することで、エネルギー供給事業者として持続可能な環境および社会の実現へ寄与するとしている。