大陽日酸、各種産業ガス価格を再値上げ
2022年8月出荷分より、改定幅はヘリウム関連を除き現行出荷価格の平均15%程度
大陽日酸は2022年8月出荷分より、各種産業ガスの出荷価格の値上げを行う。対象製品は、①液化ガスローリー製品(酸素、窒素、アルゴン)と、②各種シリンダー製品(酸素、窒素、アルゴン、混合ガス、水素ガス、ヘリウムガス関連製品)の2種類。改定幅は現行出荷価格に対し平均15%程度(ヘリウムガス関連製品以外)。ヘリウムガス関連製品については、純度・容器仕様等の製品規格毎に設定する。
大陽日酸は今年2月出荷分より、エネルギー市況高騰による電力料金の上昇や鋼材価格・各種原材料費の高騰を受け、各種産業ガスの価格改定を進めてきた。
しかし、その後も電力料金や各種原材料費は上昇し続けており、足下のエネルギー市況・為替動向や、脱炭素という不可逆的な潮流を鑑みても、これらコストの高騰は今後も当分継続するものと推測される。また、ヘリウムガスに関しては、世界的な需給逼迫や輸送長期化、海上輸送費の高騰等によって著しくコストが上昇している。