東邦アセチレン 2023年3月期第1四半期連結決算
ガス関連事業の売上高は51億6400万円21.1%増、営業利益4億9700万円108.3%増
東邦アセチレンの2023年3月期第1四半期連結決算は、売上高76億6600万円(前年同期比8.0%増)、営業利益3億4400万円(同82.8%増)、経常利益3億9100万円(同74.6%増)、親会社株主に帰属する純利益2億0200万円(同78.3%増)だった。通期連結業績予想と年間配当金の予想に変更はない。
セグメントごとの経営成績
ガス関連事業
売上高は、51億6400万円(前年同期比21.1%増加)、営業利益は4億9700万円(同108.3%増加)。
酸素は電炉・鉄鋼向けの需要が減少したが、一方で、溶解アセチレンは圧接向けの需要は低調も価格改定により増加、窒素は保安検査向け、アルゴンは発電所工事向けに、食品用ガスは外食産業向けに需要が増加、液化石油ガス及び石油類は輸入価格の上昇の影響を受け、売上高は増加した。
利益面では、調達コスト上昇に伴う販売価格の改定に加え、前年同四半期に実施した多賀城工場の大規模定期修理がなかったこと等により、営業利益は増加となった。
器具器材関連事業
売上高は、19億7900万円(前年同期比4.2%増加)、営業利益は4400万円(同49.0%増加)。
溶接材料は自動車向けの需要が減少したが、溶接切断器具は消耗品及び大型工作機械の需要が増加したこと等により売上高は増加した。営業利益は、売上総利益の増加に伴い増加となった。
自動車機器関連事業
売上高は、1億9800万円(前年同期比2.8%減少)、営業利益は300万円(前年同期は300万円の営業損失)。
自動車部品メーカーの国内外の設備投資需要は前年並みに推移したが、利益率の改善及び販売費の上昇の抑制により営業利益を確保した。
製氷機関連事業
売上高は、2億4200万円(前年同期比64.0%減少)、営業利益は3000万円(同71.6%減少)。
製氷・冷凍機械の大型物件の減少に伴う仕掛の減少により、売上高及び営業利益は減少。
その他
売上高は、8000万円(前年同期比42.3%増加)、営業利益は1100万円(同68.0%増加)。
医療機器の需要が増加したことにより、売上高及び営業利益は増加した。