岩谷産業 リージョナルフィッシュ株式会社に対し、第三者割当増資の引き受けによる出資を決定

溶存酸素濃度の最適条件の探求など、さまざまなノウハウを獲得

 岩谷産業は、陸上養殖分野での事業拡大を図ることを目的に、リージョナルフィッシュ株式会社(本社:京都、社長:梅川忠典、以下「リージョナルフィッシュ」)に対し第三者割当増資の引き受けによる出資を決定した。

 リージョナルフィッシュは、魚類や甲殻類等の品種改良、養殖の自動化やIoT技術を活用したスマート養殖に関する研究・開発を行っており、短期間でより大きく成長するマダイやトラフグの開発・育成に成功している。

 陸上養殖は、世界的な食料不足の解決や、漁業就業者の減少、天然資源の枯渇等の理由で低迷している日本の水産業の課題解決につながると期待されており、今後大きく伸長すると予測されている。

 岩谷産業は、SDGsにも貢献する陸上養殖分野での事業拡大を図っており、現在でも酸素ガスや酸素溶解装置、LPガス、非常用発電機、FRP水槽等、陸上養殖に関連する商品の販売を行っている。リージョナルフィッシュとは、昨年10月よりバナメイエビ養殖の最適な方式・条件を確立する実証実験を共同で開始しており、今回の出資でさらなる関係強化を図る。長年培ってきたガス技術を活用し、溶存酸素濃度の最適条件の探求などさまざまなノウハウを獲得することで、陸上養殖の発展に貢献し、事業の拡大を目指す。

リージョナルフィッシュ株式会社 概要

  • 代表:代表取締役社長 梅川 忠典
  • 所在地:京都市左京区吉⽥本町36番地1 京都⼤学国際科学イノベーション棟
  • 事業内容:水産物の品質改良および陸上養殖のシステム開発および製造
  • URL:https://regional.fish/