北大阪健康医療都市(健都)の開発を契機に健康寿命の延伸を目指し、エア・ウォーターと関西大学が連携協定

医療や健康づくりにかかわる研究、教育、人材育成、地域連携等について協力

 エア・ウォーターは人生 100 年時代の健やかな暮らしの実現に向けて、関西大学と連携協力協定を 10月 11 日に締結した。今後、健康寿命の延伸を目指して、医療や健康づくりに関わる研究、教育、人材育成、地域連携等について相互に協力し、双方の発展と充実に寄与する連携活動を推進する。

関西大学 前田裕学長、エア・ウォーター 白井清司代表取締役社長・COO
(右から)前田裕学長、白井清司代表取締役社長・COO

健康医療まちづくりの事業拠点「関西大学リビングラボ」の運営でも連携

 関西大学は、北大阪健康医療都市(健都)に近接する利点を活かし、健康医療のまちづくりにより地域に貢献するという観点から、ヘルスケア課題に対して人々の暮らしに寄り添うことを基本に、産学官民の垣根を超えたオープンイノベーションの仕組みとして、「関西大学リビングラボ」を 2019 年 6 月に設立し、運営している。

 一方でエア・ウォーターは、200 社を超える M&A を積み重ねながら事業領域を広げ、現在では産業ガスやケミカル、医療、エネルギーや農業・食品、さらには物流、海水、エアゾールなど多様な事業を展開する。また、健都において、人生 100 年時代の健やかな暮らし(ウェルネス)に関わる幅広い事業の創造、発信を通じた健康寿命延伸への貢献を目指し、オープンイノベーション推進施設「エア・ウォーター健都(仮称)」の整備を進めている。

 本協定を機に、相互の人的、知的、物的資源の交流と活用を図り、医療・ヘルスケア産業の発展や健康づくりに関する取り組みを進める。また、健康医療のまちづくりに寄与すべく、地方自治体や企業、NPO 等と協力し、研究・社会実証、人材育成プログラムの開発等を行うリビングラボの運営についても連携する。

主な連携・協力事項

  1. 健康増進と健康関連産業に関わる機器・システム・サービス等の研究開発と実用化に関すること
  2. 健康増進と健康関連産業の発展、高度化に資する人材育成に関すること
  3. 健康医療のまちづくりやエコまちづくりのための社会システム構築に関すること
  4. その他、双方が協議して必要と認める事項

関西大学:前田 裕 学長 コメント

 今日、誰一人取り残されないウェルビーイングを大切にする社会を、地域レベルで実現するためには、産学官民が共創して取り組むことが極めて大切です。今回の連携協定により、リビングラボの共創活動を通して、本学が地域社会に貢献できることを期待しています。

エア・ウォーター株式会社:白井 清司 代表取締役社長・COO コメント

 このたび、産学官民が連携・共創する「健都」構想に関連し、関西大学様と連携協定を締結することとなり、大変光栄に存じます。地域社会や住民の皆様が抱える社会課題の解決に向けて、「医・食・住」をテーマとした研究開発を両者で推し進め、医療・ヘルスケア産業の発展に資するとともに、当社パーパス『地球の恵みを、社会の望みに。』の実現につなげてまいります。

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