レゾナック・ガスプロダクツが液化炭酸ガス、ドライアイス、各種産業ガスを値上げ

2023年3月1日出荷分より、現行価格に対し20%増以上

 レゾナック・ガスプロダクツ(旧 昭和電工ガスプロダクツ)は、液化炭酸ガス・各種産業ガスの国内販売価格を、以下のとおり引き上げる。

 対象製品は液化炭酸ガス、ドライアイス、産業ガス(酸素、窒素、アルゴン、水素、ヘリウム)で、現行取引価格に対し +20%以上の値上げとなる。実施時期は2023年3月1日出荷分より。

 価格改定の背景としてレゾナック・ガスプロダクツでは、世界的なエネルギー価格高騰により電力料金、物流輸送コスト、原燃料価格などが上昇しており、今後も更に上昇傾向が続くと予想する。昨年も液化炭酸ガス、ドライアイス及び、各種産業ガス類の価格改定を実施したが、前述の諸価格の一層の上昇分を補完できていない。

 ヘリウムに関しては、世界的な供給タイト、為替円安基調の状況であり、国内の調達数量を確保するためには、海外からの原料調達コストの大幅な上昇分を受け容れざるを得ないとした。

 同社では「このような経済環境下、弊社の自助努力だけではコストの上昇分を吸収できる範囲を超えており、価格改定を決定いたしました。ご理解とご協力をよろしくお願い致します」としている。