高圧ガス工業、各種産業ガスとアセチレンガスを値上げ

産業ガスは2023年2月出荷分より15%~20%以上、アセチレンは2023年4月出荷分より30%以上

 高圧ガス工業は、各種産業ガス(酸素・窒素・アルゴン・炭酸・混合ガス・水素ガス・レーザーガス・標準ガス・高純度ガス・ヘリウム関連ガス等)とアセチレンガスの値上げを行う。

 各種産業ガスについては、現行価格に対し、15%~20%以上の値上げとなる(ただし、ヘリウム関連ガスの改定幅は純度・容器仕様等の製品規格毎)。改定時期は2023年2月出荷分より(ただし、標準ガス・高純度ガスについては、2023年4月受注分より)。

 改定理由について、2022年2 月及び 9 月出荷分より、電力料金の上昇や各種原材料費の高騰を受け、各種産業ガスの価格改定を実施したが、その後も、原料メーカーからの大幅値上げがあり、また、エネルギーコストの高騰による電力料金の上昇、製造設備の維持管理に必要となる各種部材費や運送経費の上昇が続き、厳しい事業環境にあるとした。

 同社では、「これまでも、製造コストの低減や流通コストの見直しなど、できる限りの合理化に努めてきたが、自助努力で吸収できる範囲を大きく超えるところとなり、安定供給・品質・保安を維持するため、改めて価格を改定する」としている。

 アセチレンガスについては、現行価格に対し30%以上の値上げを行う。改定時期は2023年4月出荷分より。

 改定理由については、2022年4 年 1 月と9 月出荷分より、カーバイド価格の高騰を受け、アセチレンガスの価格改定を実施。しかしながら、その後も、カーバイドメーカーからの大幅値上げがあり、また、エネルギーコストの高騰による電力料金の上昇、製造設備の維持管理に必要となる各種部材費や運送経費の上昇が続き、厳しい事業環境となっているとしている。

 高圧ガス工業では、産業ガス同様、「これまでも、製造コストの低減や流通コストの見直しなど、できる限りの合理化に努めてきたが、自助努力で吸収できる範囲を大きく超えるところとなり、安定供給・品質・保安を維持するため、このたび、改めて価格を改定する」としている。