大陽日酸2024年度入社式、永田社長挨拶

「変化を機敏に感じ取り、適応しつつ、自らを進化」

 日本酸素ホールディングスグループの日本産業ガス事業会社、大陽日酸は2024年4月1日に入社式を開催した。2024 年度新入社員に向けた永田研二 代表取締役社長の挨拶要旨。

大陽日酸 永田社長挨拶(要旨)

「入社おめでとうございます。沢山の若者を当社グループに迎えることができたことを心から喜ぶとともに、歓迎します。

 皆さんは、学生時代という多感で様々な事柄を吸収し成長する時期の過去4年間、様々な激変があったと思います。ご存じだと思いますが、ダーウィンの「種(しゅ)の起源」に「生き残る種は、最も強いものでも最も賢いものでもなく、最も変化に適応したものだ」とあります。
 勿論、強さ、賢さも重要ではありますが、その能力を活かして変化に適応していくことの方が大事だということだと思います。世界でも日本においても、その社会・経済は様々な変化にさらされています。環境は変化するものであり、変化を機敏に感じ取り、適応しつつ、自らを進化させる能力が、企業にとっても個人にとっても非常に大事です。

 大陽日酸は国内事業会社でありますが、グローバルに展開する日本酸素ホールディングスグループの中心会社として研究開発や空気分離装置の供給を一手に担い、そしてグローバルへ展開する兄弟会社への人材派遣の使命も担っております。従いまして、皆さんは大陽日酸に入社され当初は国内事業に従事しますが、グローバル展開する企業の一員として、世界の変化にも適応できるよう、グローバルな視野であり視点を持っていただきたいと思います。

 大陽日酸のビジョンは「The Gas Professionals として、産業ガスを起点に、ガスが持つPotential を最大限に発揮し、あらゆる産業の発展と社会課題の解決に貢献する企業であり続けます」です。我々はプロの自覚と覚悟をもって、様々な変化にたじろぐことなく、変化に対してチャレンジすることで、産業ガスの供給を通じて、産業の発展と社会課題の解決に貢献していきます。

 新しい仲間になられた皆さんに心がけてもらいたいことが3つあります。1つ目は、「学び続ける」ことです。変化を感じ取り、それに適応し進化するためには学び続けることが大事だと思います。どのような職務についても、世界や日本の社会課題、産業の動向、社会潮流の変化とは無縁でありません。様々なことに興味を持つ、興味があるから学ぶ、疑問が生じたから知ろうとすることが学び続ける前提となります。だからこそ仕事を含めあらゆることに興味をもって取り組んでいただきたいと思います。2つは「わからないことがあれば、遠慮なく周りの先輩、上司に聞く」ことです。最初は、初めて経験することばかりです。恥ずかしがらず遠慮せずに周りの先輩、上司に、わかるまで聞き、自分なりにそれを受け止めて、それを自身の知識、経験とすることが大事だと思います。3つ目は、「与えられた仕事や役割で、自分なりのベストを尽くす」ことです。自分なりのベストとは、何事も目的意識、問題意識をもって考え、そして前向きに行動するということが大事です。それが「やらされる仕事」から「任される仕事」へ仕事の質が向上していきます。

 社会人として様々な課題や困難に直面することもあるでしょうが、逞しく前向きに大陽日酸の一員として活き活きと元気に皆さんが働くことを期待いたします。未来は皆さんのその手の中にあります。そして、一人ではなくみんなの未来をみんなで築き上げてまいりましょう」