日本酸素HDが沖縄科学技術大学院大学『OISTサンゴプロジェクト』にスペシャルパートナーとして参画
沖縄をはじめ世界中でサンゴ礁の保全活動
日本酸素ホールディングス(NSHD)は、沖縄や世界のサンゴ礁の保全に主体となって取り組む沖縄科学技術大学院大学(学長:カリン・マルキデス学長、以下OIST)の『OISTサンゴプロジェクト』にスペシャルパートナーとして参画した。
地球温暖化の影響などにより、サンゴ礁へのダメージが蓄積し、日本を含む世界各地で、これまでにない規模や速度で、サンゴの死滅や生息環境の悪化が深刻化している。サンゴ礁は、地球上でもっとも生物多様性が豊かな場所のひとつであるとともに、サンゴ自体がその骨格形成を通じて海洋中の二酸化炭素を固定化し、ブルーカーボン※の拡大、 地球温暖化対策に貢献していると言われている。
※ブルーカーボン:海洋生物の働きによって海洋環境に吸収・貯留されている炭素のこと。ブルーカーボンを吸収・貯留する海洋の生態系は「ブルーカーボン生態系」と呼ばれる。
OISTはこれまでに、サンゴやサンゴと共生する褐虫藻の全遺伝子情報(ゲノム)の解読に世界で初めて成功したほか、海水に含まれるeDNA(環境DNA)からサンゴの種類を判別できる方法を開発。これらの最新技術を駆使した調査研究を通じて、沖縄をはじめとする世界中のサンゴ礁の保全活動に取り組む「OISTサンゴプロジェクト」を立ち上げている。
NSHDは本プロジェクトの趣旨に賛同し、スペシャルパートナーとして参画・協力する。OISTが確立した環境DNA技術によるサンゴ礁のモニタリングと、ゲノム解析技術を駆使した調査研究を通じて、沖縄をはじめとする世界中のサンゴ礁を保全する活動を支援する。
なお、沖縄におけるサンゴの保全活動では、日本酸素ホールディングスグループの日本産業ガス事業会社である大陽日酸が地域のサンゴ礁の保全活動などに参加する。
NSHDグループでは、本プロジェクトを通じて生物多様性の保護と地球温暖化対策に積極的に取り組み、持続可能な未来の実現に貢献するとしている。
OISTサンゴプロジェクト詳細ページ:https://www.oist.jp/ja/oist-coral-project