日本酸素ホールディングス 濱田敏彦社長 CEO 2025年 年頭の辞【要旨】
グループ中期経営計画「NS Vision 2026 Enabling the Future 」の最終年度、世界30カ国以上で事業を展開
日本酸素ホールディングスグループの皆さん、明けましておめでとうございます。
振り返れば2024 年は、米国大統領選挙など世界各国で重要な選挙が相次いだ「選挙イヤー」となりました。政治動向が経済に影響を与える可能性があり、当社グループは世界30 カ国以上で事業を展開しているため、その影響を注視する必要があります。
こうした世界情勢の中、当社グループの事業環境は、ウクライナ・中東の地政学的問題、米中貿易摩擦、円安の進行などにより、引き続き、先行きを見通すことが困難な状況でした。
昨年10 月31 日に発表した2025 年3 月期 第2四半期の決算では、グループ全体としては、コスト上昇による販売価格への転嫁等の価格マネジメント、そして地域ごとに生産性向上プログラムに取り組み、前年同期比で増収増益でした。
2025 年は当社グループの中期経営計画「NS Vision 2026 Enabling the Future 」の最終年度を迎えます。計画はおおむね順調に進んでいると言ってよいと思います。特に、オペレーショナル・エクセレンスについては、さらに積極的に推進するため、新しい専任部隊も活動を始めました。好事例の横展開が今中計以降も私たちの企業文化として根付くことを期待しています。
また、当社の事業活動において、『安全』と『コンプライアンス』は最も重要な柱であり、グループのさらなる成長を実現するためにも、全従業員の皆さんがこれを最優先に考えるべきであると確信しています。
本年も引き続き、皆さんとともに成長し、挑戦を続けていきたいと思います。私たちの理念「進取と共創、ガスで未来を拓く」とともに、そしてビジョンである、「人と社会と地球の心地よい未来の実現」に向けて、グループ一丸となって努力していきましょう。