大陽日酸 永田研二社長 2025年 年頭の辞【要旨】
ガスが持つPotential を最大限に発揮し、あらゆる産業に貢献
新年明けましておめでとうございます。
一昨年より「変革と挑戦」をテーマに掲げ、パンデミックや国際情勢の変動といった外部環境の変化に対応してまいりました。その結果、今期も上期のコア営業利益が227 億円と、前期比増益を達成し、通期でも目標達成が見込まれています。これは、皆さんの努力の賜物であり、感謝申し上げます。
2025 年度は現行の中期経営計画(中計)の最終年度であり、次期中計を策定する重要な年です。次期中計では、基盤事業の「進化」と新規事業の「創造と開拓」を目指し、事業成長を図ります。
また、「顧客起点の価値創造」を徹底し、製品やサービスが顧客にどのような価値をもたらすかを理解し、新たな価値を提案・創造することが重要です。これが「The Gas Professionals」としての私たちの価値です。
不確実性が高まる中、スピードとしなやかさが必須であり、混迷のなかでは本質の勝負になります。これを実現する事業基盤には保安と安全の確保、品質の維持、コンプライアンスの遵守、強固なガバナンスが必要です。併せて女性活躍を起点としたダイバーシティの推進と働き方改革も行わなければなりません。これらは当社グループの存在そのものの岩盤であり、「The Gas Professionals」としての矜持と本質を追求する自律自責のプロ集団が持つべきものです。
私はガスが持つPotential を信じています。ガスが持つPotential を最大限に発揮し、あらゆる産業に貢献することで、不確実な環境の中でも持続的な成長を果たすことができます。そして、私はすべての大陽日酸グループで働く皆さんのPotential も信じています。本年、2025 年も皆さんと一緒に成長していきましょう。
激動を予感させる2025 年であります。そして2025 年は当社の創業115 年にも当たります。本年は未来を目指す上で大事な年です。単に長い歴史を誇るのではなく、長く顧客や社会に当社の製品・技術・サービスが受け入れられた歴史を思い致し、どんな環境の変化が起ころうとも、グループ一丸で「変革と挑戦」を常に念頭に置き、もう一段高いステージで躍動する大陽日酸グループを創り上げてまいりましょう。