Nippon Gases Norway がノルウェー南西部に新空気分離装置建設を決定
水産事業者の Årdal Aqua と連携、水産養殖業や地域産業の成長支援・安定供給を強化
日本酸素ホールディングスは、欧州事業会社 Nippon Gases Euro-Holding S.L.U.(本社:スペイン、マドリッド。ラウール・ジュディチ 会長・社長)のノルウェー子会社である Nippon Gases Norway を通じてノルウェー南西部のヒェルメラン(Hjelmeland)市ヴィガネセット(Viganeset)工業団地に新たな空気分離装置を建設することを決定した。ノルウェー国内において4基目となる空気分離装置で、投資額は4億ノルウェークローネ(約59億円、1ノルウェークローネ=14.76円換算)、操業開始は2027年夏を予定。ノルウェー南西部の水産養殖業および産業用・食品用・医療用ガスの安定供給体制の構築を目的とする。
このプロジェクトは、ヒェルメラン市や地元の水産事業者である Årdal Aqua との連携により、ヴィガネセット工業団地が建設地として選定された。建設段階では地元企業への発注により、雇用創出にもつながるなど、地域経済の活性化にも貢献する。
2027年夏予定のプラント稼働後は、地域のグリーントランジション(脱炭素化)やガスの安定供給体制の確立に寄与し、持続可能な産業基盤の構築を支援する。