岩谷産業とセブン‐イレブン・ジャパン、コンビニエンスストア併設の水素ステーションを開所

 岩谷産業とセブン‐イレブン・ジャパン(社長:井阪 隆一、本社:東京都千代田区)は、国内で初めてコンビニエンスストア併設の水素ステーションを2016年2月12日(金)に東京都大田区池上と愛知県刈谷市にて同時オープンする。

 岩谷産業は「水素をエネルギーとして活用する社会」の実現を目指す一環で、全国で水素ステーションや水素製造プラントの建設・運営を進めている。また、セブン‐イレブンは地域に根差した「近くて便利」な店舗づくりにおいて、新エネルギー・再生可能エネルギー導入など環境マネジメントの徹底に取り組んでいる。

 セブン‐イレブン店舗では純水素型燃料電池※を設置し、環境負荷低減について実証実験を行うとともに、小売店舗における純水素型燃料電池活用の将来性について検証を行う。今後も商品やサービスの拡充だけでなく、エネルギー問題に対して“省エネ”“創エネ”“蓄エネ”による総合的かつ積極的な取り組みを行い、総電力使用量の削減とともに環境にやさしい店舗づくりを進める。

 岩谷産業では、全国20カ所での水素ステーション建設を推進中で、種子島宇宙センターから打ち上げられるロケット用燃料や半導体など産業用分野での需要が増加している液化水素について、FCV用途など今後の需要増も想定の上、生産体制の強化に取り組む。

 今後も、岩谷産業とセブン‐イレブン・ジャパンは、「商品」「サービス」「クリーンエネルギー」を一度に提供することができる「地域インフラとしての拠点」づくりを目指し、コンビニエンスストアと水素ステーションとのコラボレーションを積極的に進める。

 

※純水素型燃料電池は、山口県の補助事業により、山口リキッドハイドロジェン(株)、東芝燃料電池システム(株)、長府工産(株)、岩谷産業(株)が共同開発中のものを設置予定。

 

【「イワタニ水素ステーション 東京池上」、「セブン‐イレブン大田区池上8丁目店」の概要】

 名    称 水素ステーション「イワタニ水素ステーション 東京池上」
セブン‐イレブン店舗「セブン‐イレブン大田区池上8丁目店」
 所 在 地 東京都大田区池上8-16-5
 敷地面積
水素ステーション全体 1,545m2
セブン‐イレブン 店舗面積:約180m2、売場面積:約140m2
  取り扱いアイテム数:約2,800品目
 水素供給 液化水素オフサイト供給
 供給能力 燃料電池自動車:300N m3/h (1時間当たりFCV6台の満充填が可能)
 充填圧力 70MPa(メガパスカル)(約700気圧)
 設備構成 液化水素貯槽、ドイツ・Linde社製水素圧縮機、蓄圧設備、ディスペンサーなど

 

【「イワタニ水素ステーション 愛知刈谷」、「セブン‐イレブン刈谷一里山町店」の概要】

 名    称 水素ステーション「イワタニ水素ステーション 愛知刈谷」
セブン‐イレブン店舗「セブン‐イレブン刈谷一里山町店」
 所 在 地 愛知県刈谷市一里山町深田3-3
 敷地面積
水素ステーション全体 2,474m2
セブン‐イレブン 店舗面積:約210m2、売場面積:約160m2
  取り扱いアイテム数:約2,800品目
 水素供給 液化水素オフサイト供給
 供給能力 燃料電池自動車:300N m3/h (1時間当たりFCV6台の満充填が可能)
 充填圧力 70MPa(メガパスカル)(約700気圧)
 設備構成 液化水素貯槽、ドイツ・Linde社製水素圧縮機、蓄圧設備、ディスペンサーなど