大陽日酸、「サンカッター HL-T」の販売開始
大陽日酸は、水素ガスとスーパーエコン(プロピレン系ガス)を混合する切断用燃料ガス「サンカッター HL-T」の販売を開始した。
大陽日酸は、子会社である日酸 TANAKAと共同開発した、水素ガスにLPガスを添加した鋼板切断用の燃料ガス「サンカッター HL-1」の販売を2012年に開始し、造船や橋梁、建機など多数の顧客に採用されている。
今回、技術を結集して「サンカッター HL-1」の改良を行い、新たに「サンカッター HL-T」を開発した。
加熱集中性が高いことから、切断速度の向上やピアシング予熱時間の大幅な短縮、輻射熱軽減による作業環境の改善、炭酸ガス排出の軽減といった「サンカッター HL-1」の各種メリットに加え、「サンカッター HL-T」では、スーパーエコン(プロピレン系ガス)を添加することで、燃費の改善を図った。
「サンカッター HL-T」は現地混合ガスでの販売となる。従来の「サンカッター HL-1」と同様に共同開発先である日酸 TANAKAとともに、現地テスト等を行いながら顧客に提案する。