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エア・リキードの米国での一部産業ガス事業並びに関連資産を買収

 大陽日酸は、100%子会社である Matheson Tri-Gas, Inc.(本社:米国ニュージャージー州、以下 MTG)を通じて、Air Liquide の米国での産業ガス事業の一部並びに関連する事業資産を買収する契約を締結した。

 2016 年5月 13 日、米国連邦取引委員会は米国事業の一部を第三者に分割譲渡することを条件に、Air Liquide による Airgas, Inc.の買収を許可した。今回、MTG ではこの事業分割に関して、下記に示す事業並びにその関連資産を買収することを決定した。なお、本件の実行は米国連邦取引委員会の承認が得られることを条件とする。

【MTG が買収する主な事業とその関連資産】
・セパレートガス事業:東部、中西部の空気分離装置 18 基(16 カ所)
・炭酸ガス事業:液化炭酸ガスプラント4基(うち2基はドライアイスプラントを併設)
・パッケージガス事業:アラスカ州にある Airgas の営業所3カ所
・亜酸化窒素事業:生産工場2カ所(東部、西部に各1カ所)

【期待される買収効果および事業機会】
 MTG は、全米の 43 州、200 カ所以上で事業を展開しているが、このうちセパレートガス事業ではフロリダ州からカリフォルニア州に跨る南部と中西部で強固な生産ネットワークを有している。
 今回、東部と中西部で同事業のネットワークを拡大することにより、ナショナルサプライヤーとしての地位を獲得し、メーカーポジションをより強固にして、全米での安定供給・顧客信用力を向上させる。
 さらに、炭酸ガス事業における生産能力強化、MTG 初となるアラスカ州でのパッケージガス事業、亜酸化窒素事業への参入により、新領域で事業を伸長させる。
 MTG では買収資産を既存事業に統合してシナジーを創出する計画であり、買収後の増収効果は年間2億 63 百万ドルを見込む。
 大陽日酸は、世界最大の産業ガス市場である米国において、今後も積極的な事業拡大を行い、基盤事業の強化並びに収益性向上に努める。

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