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大陽日酸、リンデの米国5ヵ所のHyCO事業と関連資産買収完了

 大陽日酸は、100%子会社のマチソン・トライガス社を通じ、ドイツ・リンデ社(Linde AG)子会社のLinde Gas North America LLCが米国で行うHyCO事業の一部と関連資産の買収を完了した。取得対象資産は、SMR式HyCOプラント5ヵ所、8基とパイプライン、遠隔監視システムで、取得金額は413,070千米ドル(約456億円)、対象事業の売上高は約91,000千米ドル(2017年12月期。約100億円)。

 HyCO事業とは天然ガスから水蒸気改質装置(SMR)で分離される水素(H2)と一酸化炭素(CO)を、石油精製・石油化学産業にパイプラインを通じて大規模供給する事業。大陽日酸のHyCO事業買収は、昨年のLinde AGとPraxair, Inc.の事業統合にともない、米国連邦取引委員会が、Linde AGの米国事業の一部を第三者に譲渡することを条件に、事業統合を承認したことを受けたもので、マチソン・トライガス社は米国連邦取引委員会の承認手続きを経て、米国内5ヵ所のHyCO事業と関連資産の買収を2019年2月27日に完了した。

 大陽日酸グループとしてHyCO事業への本格参入となり、①H2・CO のオンサイト供給による中長期での安定的な収益の獲得、②HyCO事業の効率的な運営を可能とするリソース(人・技術)の獲得、③米国での新規オンサイト需要(石油精製、石油化学など)での提案力強化、などの買収効果が期待できるとしている。

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