エア・ウォーターと中部エア・ウォーター、三重県亀山市に液化ガス製造プラントを建設

 エア・ウォーターとグループ会社の中部エア・ウォーター株式会社(代表取締役社長:西村 浩和、以下 中部エア・ウォーター)は、東海・近畿東部地区における産業・医療用ガスの更なる安定供給を目的に、三重県亀山市に高効率小型液化酸素・窒素製造装置「VSU」を建設する。「VSU」プラントは2021 年7 月の稼働を予定し、設置にあわせて、同敷地内に中部エア・ウォーター/三重営業所を新設する。

 エア・ウォーターグループでは、「需要地の近郊に小型プラントを設置し、大型プラントに匹敵する低コストで液化ガスを供給する」という製造拠点戦略により、国内産業ガス市場の深耕を図っている。

 東海・近畿東部地区に おいては、2007 年に愛知県海部郡に「VSU」4 号機(東海液酸)、2009 年に静岡県富士市に「VSU」8 号機(静岡液酸)をそれぞれ建設し、供給体制の強化を図ってきた。一方で、当地区は自動車を中心に半導体・電子部品・機械などの産業が集積しており、産業ガスの需要は今後も堅調に増加することが見込まれている。

 このような状況の中、今後の事業拡大と更なる安定供給を見据え、東海・近畿の中間地区における液化ガス製造拠点の空白地区であった三重県亀山市に「VSU」を建設することを決定した。現在、東海地区に対しては、大阪湾岸部の大型拠点から一部の液化ガスを長距離輸送しているが、今回の「VSU」の稼働により、既存拠点と合わせて三重県および愛知県を中心とした東海地区の需要に対応することが可能となることから、輸送距離の短縮による物流コストの低減とCO2排出量の削減が実現する。

 また、大規模災害時においては、近畿地区や北陸地区などの近隣地区への産業・医療ガスの配送拠点として、産業やくらしのライフラインとしての役割を担うことで、より強固な供給ネットワークを構築する。

設備概要

  • 名称 :亀山液酸㈱(VSU21 号機)
  • 所在地 :三重県亀山市白木町 (亀山・関テクノヒルズ内)
  • 製造能力 :液化酸素1,000 N ㎥/h、液化窒素2,660 N ㎥/h
  • 運転開始 :2021 年7 月(予定)
「VSU」の完成イメージ