小池酸素工業 2021年3月期第2四半期連結決算
売上高185億7500万円(前年同期比16.4%減)、経常利益4億0300万円(同18.1%減)
小池酸素工業の2021年3月期第2四半期の連結決算は、売上高185億7500万円(前年同期比16.4%減)、営業利益4億2000万円(同17.5%増)、経常利益4億0300万円(同18.1%減)、親会社株主に帰属する純損失900万円の赤字(前年同期は2億3100万円の純利益)となった。
グループの主需要先である建設業界・産業機械業界・造船業界でも新型コロナウイルス感染症の影響による需要の減少が見られ、市況は低調に推移した。
こうした状況のもと、コロナ禍の営業施策に取り組んだが、グループの売上高は減少した。利益面については、各種業務改善施策の実施、経費削減等を徹底したことで国内において利益率が向上し、営業利益は増加したが、ブラジルレアル安に伴う為替差損の影響により経常利益は減少した。
セグメント別業績
機械装置
ファイバーレーザー切断機の新製品を中心としたWEB展示会を積極的に開催するなど、営業活動の強化に取り組んだが、新型コロナウイルス感染症の影響で国内外の市況が低調に推移したことにより、売上高は減少した。
売上高は65億9900万円(前年同期比24.8%減)、セグメント利益は3億3600万円(同21.3%減)となった。
高圧ガス
主需要先である鉄工・建機関連の工場稼働率が低下したことにより、産業ガスを中心に売上高は減少した。一方で、医療分野では新型コロナウイルス関連品目である手指消毒剤、パルスオキシメーター、酸素濃縮器、酸素流量計、ディスポーザブル吸引器などの販売が好調に推移し、利益は増加した。
売上高は76億1900万円(前年同期比6.2%減)、セグメント利益は2億8700万円(同9.7%増)となった。
溶接機材
アタック2020トライアスロンセールによる拡販活動の強化に努めたが、建築鉄骨・建機・造船業界の低迷を受け、消耗品・溶接材料の需要が鈍化したことにより、売上高は低調に推移した。
しかしながら、高天井用LED照明やベルトサンダーなどの新商材の販売増加や、各種展示会が中止となる状況のなか、WEBを用いた展示会や勉強会を開催するなど、営業活動の合理化に取り組み、利益は増加した。
売上高は39億7500万円(前年同期比19.7%減)、セグメント利益は2億0400万円(同19.7%増)となった。
その他
排ガス処理装置に関する中国での液晶パネル投資案件の受注が増加したことにより、売上高は増加した。
売上高は3億8100万円(前年同期比5.8%増)、セグメント利益は7700万円(同318.7%増)となった。
2021年3月期通期連結業績予想
2021年3月期の通期連結業績予想は、売上高380億円(前年同期比12.3%減)、営業利益5億円(同35.1%減)、経常利益6億円(同41.3%減)、親会社株主に帰属する純利益5000万円(同82.1%減)で、直前の業績予想から変更はない。