小池酸素工業 2025年3月期第1四半期連結決算
高圧ガスセグメント、売上高48億4500万円(1.6%増)、セグメント利益3億9200万円(3.7%増)
小池酸素工業の2025年3月期第1四半期連結決算は、売上高117億1200万円(前年同期比4.6%増)、営業利益9億2300万円(同35.6%増)、経常利益12億5100万円(同35.9%増)、親会社株主に帰属する純利益7億6800万円(同30.1%増)だった。通期業績予想と年間配当金予想に変更はない。
グループの主需要先である産業機械業界の市況は低調に推移し、建設業界では鉄骨、橋梁需要が減少したが、造船業界では手持ち工事量に増加がみられるなど堅調に推移した。
セグメント別業績
機械装置
新規顧客への営業活動を強化したことにより受注が増加し、オンリーワン技術のDBC(Dual Beam Control)ファイバーレーザー切断機が引き続き好調に推移した。海外市場においては、韓国・中国にて造船業界の設備投資に回復傾向がみられたことにより、売上高は増加。
売上高は47億4200万円(前年同期比13.7%増)、セグメント利益は6億0100万円(同16.4%増)。
高圧ガス
産業ガス分野においては、市場環境に停滞がみられるなか、2024年問題による物流コストの高騰等に伴う価格改定、深耕拡大および新規拡販活動に注力した。医療分野においては、CPAPレンタルや院内感染防止対策機器の営業活動を強化したことにより、売上高は増加。
売上高は48億4500万円(前年同期比1.6%増)、セグメント利益は3億9200万円(同3.7%増)。
溶接機材
労働環境改善や省力化、効率化の提案を行うことで付加価値の高い営業活動を進め、ロボット溶接システム、バリ取り装置、バランサー等設備案件を受注したことに加え、各地の展示会に積極的に参加し溶接機の拡販に努めた。
売上高は20億2000万円(前年同期比2.5%減)、セグメント利益は2億1000万円(同9.1%増)。
その他
海外向けの排ガス処理装置およびヘリウム回収精製装置等の受注が低迷したことにより、売上高は減少。
売上高は1億0300万円(前年同期比44.6%減)、セグメント利益は3200万円(同26.3%減)。