川崎化成工業が川崎工場内でキノン機能材製造設備の稼働開始

 エア・ウォーターグループのケミカル関連事業で、キノン事業を総合的に展開する川崎化成工業株式会社(代表取締役社長:小林 伸彦)は、同社の川崎工場(神奈川県川崎市)内に「機能材製造設備」を新たに設置し、2021年4月21日より稼働を開始した。

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 川崎化成工業では、ナフタレンの酸化反応により生成されるナフトキノンを原料として、顧客の様々なニーズに対応したキノン誘導品の製造・開発を行っている。新設した製造設備では、電子基板、ディスプレイ、3Dプリンターなどエレクロニクス分野向けに光増感剤としての需要が拡大している「アントラキュアー®」シリーズを中心に、各種機能材製品の製造を行うとともに、次世代製品の開発にも活用する。

 なお、エア・ウォーターは、電子材料分野を中核とする機能化学品事業の強化を目的に2021年10月1日、新会社を設立し、ケミカルカンパニー電材開発事業部を移管、あわせて、川崎化成工業と大東化学株式会社の新会社への統合を予定している。

※光増感剤は、開始剤が吸収できない波長の光を吸収し、そのエネルギーを開始剤に移行することで、重合反応を促進させることができる。「アントラキュアー®」シリーズは、特に、紫外線(UV光)に対する反応が良好で、中でも長波長域(400nm付近)の光源に対して高い反応性を示す。

機能材製造設備の概要

建設地 : 神奈川県川崎市川崎区千鳥町1番2号
延床面積 : 560㎡
階数 : 地上3階建