ニッポン・サンソ・タイランド、タイ東部のラヨーン県で空気分離装置を稼働
日本酸素ホールディングスのアジア・オセアニア事業会社の1つ、NIPPON SANSO (THAILAND) CO.,LTD.(ニッポン・サンソ・タイランド)は、タイ東部ラヨーン県で建設を進めていた空気分離装置を完成し、2021年7月から操業を開始した。
ニッポン・サンソ・タイランドは、空気分離装置をバンコク周辺地区で2工場、タイ北部のチェンマイ周辺地区で1工場稼働させ、バルクガス事業を展開している。今回、上記地区での需要増と安定供給強化に対応するため、ラヨーン工場の操業を開始した。
これにより大口需要顧客へのガスのパイピング供給と併せて、液化ガスの販売による事業基盤の拡充ならびに事業拡大を図る。
タイでは、持続的成長を可能とするための経済発展計画「タイランド4・0」が進められている。同構想の中核に位置付けられているものが「東部経済回廊(EEC)」で、タイ東部の3県(チョンブリ県・ラヨーン県・チャチュンサオ県)を経済特区として開発する。同地区を中心に産業ガス需要の持続的増加が期待されている。
ニッポン・サンソ・タイランド概要
- 社名:NIPPON SANSO(THAILAND) CO.,LTD
- 設立:1977年9月
- 本社所在地:282 Bangbon 3 Road, Nongkhaem,Nongkhaem,Bangkok 10160
- 代表者:取締役社長 Suwan Runggeratigul