エア・リキード、日本で次世代AIチップ増産支援に2億ユーロの投資
広島県に2つの最新鋭産業ガスプラントを自社工場として建設・運営
エア・リキードは、世界的な半導体大手の大規模な事業拡張を支えるため、広島県に2つの最新鋭産業ガスプラントを自社工場として建設・運営する。新たな長期契約に基づき、総額2億ユーロを投じるこれらの製造ユニットは、AI技術の核となる最先端チップの製造に不可欠な産業ガスを供給する。国内での事業基盤を強化、世界的に加速する半導体需要に対応することで、半導体産業における日本のプレゼンスをさらに高める。
新設される製造設備は、2028年末の稼働を予定、最先端チップの生産に向けた超高純度窒素、酸素、アルゴンを大規模に供給する。超高純度ガスは、半導体製造工程において清浄度と信頼性を左右する重要な要素であり、同業界の極めて厳格な基準を満たすために必要不可欠とされる。
エア・リキードは、40年以上にわたり日本の半導体産業を支える主要サプライヤーであり、つくばのアドバンスドマテリアルセンターをはじめ、国内に78カ所のエレクトロニクス関連プラントを展開している。また、2019年に開設したイノベーションキャンパス東京を起点に、次世代チップ製造に向けた革新的な分子の開発と最先端ソリューションの実装を強力に推進する。
今回の投資を通じ、エア・リキードでは「日本およびアジア全域の半導体産業における先駆的な地位を揺るぎないものとし、最先端技術と長年にわたる顧客との信頼関係を軸に、主要半導体メーカーの生産能力拡充を強力に支援、AI革命を加速させる中核的な役割を担う」としている。
エア・リキード、アジア太平洋担当グループバイスプレジデントのロニー・チャルマーズ氏は「この新施設は、AI技術の原動力となる次世代チップ開発に向けた、お客様の急速な事業拡大や新規投資にいち早く応えるエア・リキードの確かな実力を示すものです。日本は1980年代から半導体産業におけるキープレーヤーであり、現在もなお世界の技術的リーダーであり続けます。我々の専門チームは、品質・安全・信頼性のすべてにおいて業界最高水準を求めるお客様のニーズを満たす最先端ソリューションを提供し続けてまいります」とコメントしている。

