サイサン、国内各地で「カーボンオフセットLPガス」販売・供給開始
ガスワングループの基軸となるサイサンは、株式会社ジャパンガスエナジー(東京都千代田区 代表取締役社長 大浜健:以下、JGE)から「カーボンオフセットLPガス」を購入し、販売店や業務用ユーザー、グループ会社へ2021年12月より随時販売・供給を開始した。
今回、JGEから購入した「カーボンオフセットLPガス」は、海外の民間セクターのVCS(Verified Carbon Standard)が認証したカーボンクレジットで、LPガスの燃焼の際に発生する温室効果ガスをオフセット(相殺)する。
販売・供給先は業務用のみで、山梨県を除くすべての地域でサイサンとグループ各社の供給が初となった(サイサン調べ)。2022年1月7日現在で、23都道県、約170地点に供給開始している。
今回の供給先の中には、「日本クラシックホテルの会」加盟の「日光金谷ホテル」や「万平ホテル」といったその地域でランドマークとなる施設がある。また、公共施設では佐賀県で、武雄総合庁舎をはじめとした11施設42地点などもある。
グループ会社の常磐共同ガス(福島県いわき市 代表取締役社長 小野寺 智勇)は、福島県のプロサッカークラブ「いわきFC」を運営する株式会社いわきスポーツクラブのクラブ施設への供給を開始した。
ガスワングループは、「Gas Oneグループ カーボンニュートラルへの挑戦!」を今期(2021/9~2022/8)のスローガンに掲げており、「2050年にカーボンニュートラルの実現」を目指すことが政府目標とされる中、ガスワングループは2050年を5年前倒しし、創業100周年となる2045年にカーボンニュートラルの実現を目指す。
サイサンの故川本宜彦会長が残した「一番風呂に浸かれ」という言葉が同社にはあり、このチャレンジ精神を社員一同で受け継ぎ、エネルギー供給事業者の使命として、時代に即したエネルギーを提供するため、「カーボンオフセットLPガス」普及を推進する。